イギリス3-リアルdismaland

イギリス3-リアルdismaland

電車に乗って外を眺めていると、見る見るうちに田舎の風景になっていきます。
いつの時代から建っているのだろうというレンガづくりの建物がたくさん立ち並び、
広大な原っぱでは、牛・馬・羊がのびのびのほほんと草を食べているのです。

教会もちらほら見えたのですが、なんだかもうお城みたい。いや、実際ほんとにお城もあったのかも。
とにかく日本では絶対にお目にかかれない風景に終始どきどきです。物悲しい中に、ロマンチックさが漂いなんとも言えない気持ちになりました。
 ぼーっと外を眺めているうち(ときどき舟をこいでいましたが)に、あっという間に目的地に到着。一歩外に出ると、、、寒っ。アムステルダムより寒いです。めちゃめちゃひんやり。セーター着てたけどそれでは足りずに、ウィンドブレーカーにストールを装備。持ってきてよかった。

 ホームをでると、「ここ、田舎です。」と主張している風景。しかし、やはりいつから建っているの!?という建物群は大変に美しい。だけど、想像のとおり、dismaland開催中!みたいな雰囲気は微塵もなく、
案内看板すらない。駅からはさほど遠くなさそうだけど、見知らぬ土地。無事辿りつけるかちょっと心配になる。

 と、足元を見てみると、、、あるじゃないですか!dismalandの案内。
これ↓

banksy矢印。
これみてテンションがあがりました。
何この無愛想だけど、しゅっとした案内の仕方は!!

このbanksy矢印を辿っていくと、途中にはこんな案内も。

近づいてきてる感。

そして、ついに!
見えてきた―。
写真でみた黒っぽいお城に、観覧車。

ドキドキですね。
この時点でたまらんですね。
というか、目的地がちらりと見えてきた時って、一番テンションあがるかも。

とりあえず、近づいてみることに。
砂浜を歩きすすめると、噂通りの長い列が。
お疲れさまでございます。

その列の隣に、オンラインチケット持ってる人はこっちーというくねくねラインが。
誰も並んでないのに、嫌味なほどのくねくねラインを作る柵が(笑)。

予約の時間は14:00。
まだ1時間くらいあるので、近場でお昼でも食べようかということになり、
一度、dismalandを後にしたのですが、、、

何にもない(笑)
ほんとに何にもない。。。
砂浜海砂浜、売店。
この寂寥感は・・・。

weston-super-mare
という地名から、超イケてる場所だと思っていたのですよ。
だって、ウェストン スーパー メアですよ。かっこいいじゃないですか。
ミラーボールに合いそうな名前じゃないですか。
海岸沿いだし。なんか、イビサ島みたいな、ぱーりーぱーりーした雰囲気なのかなって。
だけど、全く、その想像は裏切られたわけです^^;

と、ちょっと歩くと、アクアリウムなんちゃらーみたいな建物が。
何の施設か今一つわからんかったが、カフェが併設されていたので、
そこでごはんを食べることに。

まーいたってふつーの売店兼、軽食あるよー的な小スペースなのですが、
ここが醸しているリアルdismalな空気がすごかった。

やる気が微塵も感じられないような店員さんに、無表情にハンバーガーに食らいつくお客さん。
色あせたゲーム。とけかかったチョコレート。
全体的にほこりっぽい空気。
陰鬱になるわ。。。

けど、ほんと何にもないから仕方ないの。
注文の順番がきて、わたしたちもハンバーガーを頼んだら、
「25分はかかるけど?いい?」

かかりすぎじゃーーー。

「ほかのはすぐ食べれる?」
「いや、全部25分。」

コーヒーだけにして
食べるのやめました笑。
きっと、そこまで待つ甲斐がなさそうな感じむんむんだし。
なんかdismalandの中にも売っているでしょうということで。

リアルdismalandを堪能した後で、
いざ、banksyのdismalandへ。

ごめん。別にじらしてるわけじゃないのよ。
次こそは。