イギリス2-Dismalandの誘惑。

イギリス2-Dismalandの誘惑。

話をイギリスに戻しましょう。
何故、今回、わざわざイギリスまで足をのばすことにしたのか。

ずばり、

Dismaland

のためです。

Dismaland(ディズマランド)とは、イギリス出身の覆面アーティストBanksy(バンクシー)が企画/監修をしたBemusementparkのこと。

はあ?ってなりますよね。すみません。もう少し丁寧に説明します。

Banksyはイギリス出身の覆面アーティスト。ロンドンを中心に世界各地でゲリラ的にストリートアート、グラフィックを描いてており、数年まえにはメトロポリタン美術館や大英博物館など、ビッグな施設に無断で自身の作品を展示するなんていうこともありましたよね。彼のことを「芸術のテロリスト」なんて呼ぶ人もいます。
彼が描く作品のテーマは社会風刺のものが大半を占めます。

今回の「Dismaland」はディズニ―ランドを皮肉ったようなもの。
ディズニーランドになじめない、あまり好きじゃないような大人たちが楽しめる場所があってもいいじゃないと、Banksyが実際にテーマパーク型エキシビジョンをつくちゃったのです。

「Dismaland」とはDismal+landという造語。
では、「Dismal」とは?weblioさんをひいてみましょう。
***
「dismal」音節dis・mal 発音記号/dízm(ə)l/音声を聞く
【形容詞】
(more dismal; most dismal)
1a陰気な,陰うつな.
b〈気分など〉憂うつな,暗い.

2〈景色など〉もの寂しい,荒涼たる.
3みじめな.

【語源】
ラテン語「不吉な日々」の意
***
そして、Bemusmentとは困惑とか当惑という意味。

つまり、Dismalandは「陰鬱な世界」で困惑しちゃう場所ということ。
ディズニーランドとは正反対というわけ。

実際に、公式のトレイラーを見てみましょう。
これもディズニーの映画風っぽい。

さらに、上記にも書いたように、こちら大がかりなエキジビジョンでもあるのです。
Banksyを筆頭にダミアン・ハーストなど、現代を牽引するアーティスト58組が参加をしているので、アートファンにとっては見逃せない。Banksyは、美術館で展示をすると、他の作品が邪魔するから好きではないとのこと。今回のテーマパークはそれぞれのアーティストが思う存分、自分の作品を見せることができる場なのですね。

陰鬱な場所に行きたいなんて、どーかしてるんじゃないかと思われるかもしれないけれど、
これはどーしてもいかなければと、心動かされた。
ディズニーランド、行ったら行ったで楽しむんだけど(人生で片手で足りるくらいしかいったことないけど)、
それよりかディズマランドのほうが絶対楽しいと感じてしまうタイプの私です。

期間は2015年8月22日~9月27日の約1か月の期間限定。
まさに、わたしがアムステルダムに行く期間とかぶるわけですよ!
これは、もしや、いけるのでは。
同じEUだし。
と、ちょーーーーー簡単に考えていた。

しかしですね、よくよく調べますと、dismalandが開設したのは
Weston-super-Mareという、ロンドンから電車で2時間くらいかかる場所だったのです。

私の頭の中で勝手に、アートの催し物=都会で開催される=ロンドンというしょうもない方程式が
できあがってしまっていたため、まさかこんなはずれだとは。。。

で、teshに、よく調べずに、、、、と怒られ、、、、。
にもかかわらず、teshはどうにか行けないかと計画を一緒に立ててくれた。

とにもかくにも、まずはdismalandのチケットを入手してから、飛行機だのなんだの詳細をつめていこうということになる。

そう、、、dismalandのチケット争奪戦なのです!
オンラインでチケットとらないと、当日すげーーーー長い長い列に並んで、その挙句、入れないなんてこともあるそうなのです。
それで、オンラインでチケットが運よくとれたのですよ。希望日のチケット発売開始時刻に連打しまくってしまくって。正確に言うと、teshがやってくれたんだけど。

チケットは5ポンド。当日券だと3ポンドだって。

それから、アムステルダムからロンドンへの飛行機、ロンドンから現地までの電車、現地での宿泊先など手配して、
強行イギリス旅が確定したわけです。

感謝しきり。

アムステルダムのホテルをすでにとった後だったから、、、イギリス滞在中のアムステルダムのホテル代は無駄に。
ごめんなさい。。。
あああ、、、、ごめんなさい。

このようにですね、予定段階から、、、、すでにdismal感が、、、。
(もちろんすごく楽しみなのよ!)

では、実際に行ってみたらどうだったのか。

つづく。