江ノ島・鎌倉ーやっぱり、海好き。

江ノ島・鎌倉ーやっぱり、海好き。

アムステルダムとイギリスの報告中だけど、小休止。
今日は鎌倉&江ノ島に行ってきました。

目的は神奈川県立近代美術館だったんだけど、せっかくそっち方面に行くから江ノ島にも足をのばそうという魂胆です。

江ノ島ははじめて。
吉祥寺から新宿、新宿から小田急で藤沢、藤沢から片瀬江ノ島を目指します。
全部で2時間かからないくらいかな。

片瀬江ノ島駅につくと磯の香りがすでに漂ってきています。
本日、快晴!
半袖でもいけちゃう気温。
まさに江ノ島日和。
駅を一歩でると、とんびが円を描きながら、青空を旋回。
ああ、、、なんていい景色なんでしょう。
と、同時に目の前に江ノ島が。


江ノ島が見えてきたーというか、駅をおりたらすぐに江ノ島!

江ノ島入り口付近にある洋館風の建物がたまらんです。
四国で島巡りをしてからというもの、すっかり島に魅了されている私。
都内からこんなすぐ、島に来れちゃうなんて。素敵。

江ノ島へは歩いていきます。遊覧船なんかもありました。
道中、ジョガーとすれ違います。
観光客だらけで走りにくそうだったけど、やっぱり海沿い走るのは気持ち良さそう。うらやましい。

島につくと、浜焼きの香りやら、おまんじゅうを蒸す匂いやら、せんべいの香ばしさやらが漂います。
午前10時ちょっとすぎ、すでに島は観光客で大にぎわい。

とりあえず、参道を歩き、神社に行くことに。
人をかきわけかきわけ登っていくと
「有料 エスカー」
なる看板が。

エスカーって何w
なんとなくエスカレーターっぽい雰囲気を漂わせる名前だが。。。
エスカーって、、、何なんだ?w

歩み寄ると、想像の通りエスカレーターでした。
江ノ島の頂上まで連れて行ってくれるらしい。

昭和32年にできた国内初の屋外エスカレーターなんだって!
わお。

江ノ島 エスカー

興味あったけど、ダイエット中のわれわれは、階段で上を目指すことに。
参拝だけだから、エスカーの力を借りなくても行けるでしょうという判断。

まあ、、、息は少々あがったけど、無理なく拝殿にたどりつけました。
御朱印帳を忘れちゃったのが残念だったけど、清まりました。

参拝の後は、お昼ご飯!といってもまだ11:00ちょい前。
けど、朝ご飯抜きで、少々の長旅をしたので、お腹はぺこぺこ。
早くから空いているごはんどころを探し、そこを目指します。

道中は島らしい坂道が続き、木々の間から海が見えて最高でした!
なんだかんだで、海好き。

島の小道をずんずんすすみ、目的地のご飯どころに到着。

江ノ島亭というお店。

50分待ちって言われたけど、実質30分くらいで中に入れた。
島に似合わず、待ちの予約は発券機で番号を入手、順番近くなったらメールでお知らせが!
というデジタルーなシステムでした。

窓際の席で海を見ながらの贅沢な食事。
今日は不漁のため、生しらすがないとのこと。
釜揚げしらす丼にしようかなーと思ったけど、まかない丼がおいしそうだったから、
こちらと江ノ島ビールを注文。

まずはビールが運ばれてくる。
江ノ島でも、鎌倉でも、神奈川でもない。
新潟で作られているww


まさかのここで地元との遭遇。

まかない丼もほどなくして到着。
さまざまな海鮮のぶつ切りと釜揚げしらすのハーフ丼で山芋をぶっかけていただきます。
つまりやまかけ。美味でしたー。

お腹がいっぱいになったところで、江ノ島を後にして鎌倉に向かいます。
朝より人が増えて江ノ島は観光客で前に進めず。
やっとたどりついた江ノ島の江の電の駅もごった煮状態で、電車に乗れたはいいものの、
こちらはすし詰め状態。

なんとか。鎌倉についてから美術館に向かうも、こちらも観光客の山!
とろとろ歩きが疲れてきたので、たまたま見つけた喫茶店でアイスコーヒーを飲み、
エネルギーチャージ!高かったけど、おいしかった。

その後、ようやく美術館に到着。
今回お目当ての展覧会は

「鎌倉からはじまった。1951-2016」
 PART 2:1966-1984 発信する近代美術館

です。

実は、本館は2016年1月で展覧会活動が終わってしまうのです。
な、なんと!!

「 神奈川県立近代美術館は、1951年11月17日に日本で最初の公立近代美術館として鎌倉の鶴岡八幡宮境内に開館いたしました。敗戦まもない占領下の日本において、新たな文化の発信地として開館した近代美術館は、多くの人々の共感と支持を得てきました。1966年に新館を増築、1984年に鎌倉別館、2003年に葉山館を開設し、60年余にわたって美術館活動を続けてきましたが、2016年1月末をもって鎌倉館の展覧会活動に終止符を打つことになりました。2016年度以降は、葉山館と鎌倉別館の二館体制にて美術館活動を続けてまいります。
 鎌倉館の最後の年となる2015年度は、これまでの鎌倉での活動を振り返り、「鎌倉からはじまった。1951-2016」展と題して、所蔵作品を中心に三期に分けて紹介いたします。(同館WEBページより)」

日本初の国公立近代美術館が、美術館の役割を終えてしまうのはなんだか残念です。。。
いろいろな情報によると、建物はこのまま保存されるようです。

鎌倉近美閉館の衝撃。日本を代表するモダニズム建築はどうなるんだ

今日、美術館に行って思ったことは、やはり古いということ。
展示室入り口の扉とか、勢いよく開閉しすぎて危ないなと思ったり、全体的に湿っぽいというか、、、
やはり、それなりの経年を肌身を持って痛感するわけです。
長年、日本の近代美術を支えてきた美術館。しかし、時の流れには逆らえない。
別に閉館の理由は経年劣化とかではないらしいので、少し手を加えたらもっと素敵な美術館になるのにな、、、と思う。
だけど、、、いつか、誰でも、何でも、役目を終える時ってくるんだよなとも思う。

ここでヨーロッパのことが頭をよぎる。
先日行ったアムステルダムにイギリス。まさに、何十年前何百年前の建物がほとんどで、みな、現役ばりばりである。
ヨーロッパは新旧の共存が美しい。

日本は、古いものとはさよならして、どんどん新しいものに作りかえる。
某競技場だって、、、壊さなくてよかったのに、、、と心をよぎる。

物理的にそのまま保存するのか、時代に合った形で改変しながら残すのか、真っ白にしてしまい新しいものを築いていくのか。
新しさって何なのか、文化を守るって何なのでしょう。

とか、感慨深くなりながら日本の近代美術を堪能。
いままでの図録を安く売ってたから、数冊購入。

その後、八幡宮を参拝し、紅谷でクルミっ子(おすすめスイーツ)を購入。
クルミっ子って知ってます?まず、パッケージのリスがカワユスなの。お菓子は一口サイズで、間にクルミがたっぷりのキャラメルがバター生地にはさまってるの。コーヒーのおともに最適で、夏は冷やすとおいしいよ。
神奈川県の菓子コンクールで最優秀賞をとってるの。

お菓子を買ってテンションあがったところで帰路へ。

帰りは江の電に入場帰省がかかってた。すげー。
鎌倉人気、相変わらずです。

わたしもだいすきな街です。