アムステルダム2-3 NOBADY HOME

アムステルダム2-3 NOBADY HOME

今日一番の楽しみにしていたvanjaの舞台「NOBADY HOME」
開演は20:30だけど、その前にテレビの取材があるのとことで、そこからお邪魔させていただいた。

国の偉い人(?)がアムステルダムで開催する演劇をみるという設定のドラマ仕立てなTV番組の取材らしい。
地元のエキストラに混じって、わたしたちも観客役を装い取材を観覧。わたしたちだけアジア人で浮いていたが、それはよしとしよう。

取材開始前に、舞台の監督さんや、他の俳優さんを紹介してもらったんだけど、、、みんないい人で泣ける。
人懐っこいというか、とにかくウェルカム精神旺盛で、あたたかい。
この時点でオランダすきだーーーーーーという気持ち炸裂。

取材の後、俳優さんの1人のお母さんがイラン料理を振る舞ってくれた。
本番前の夕ご飯である。
でてくるでてくる!豆のスープにはじまり、チキン、ビーフ、ハンバーグ、サラダ、じゃがいもと炊いたごはん、パン、フルーツパフェ!
お母さん凄い。全部おいしいの。
こんな愛情たっぷりな食事にまで招いていただいて本当に感謝。
またとない経験、最高でした。

食後に日本からのおみやげ 小ざさの最中を。
小ざさといえば、吉祥寺で行列必至のあそこである。)
黒あんより、白あんの方が人気だったよ。

ところで、なぜ、アムステルダムで「イラン料理」なのか。
ここ、重要です。
今回の舞台「NOBADY HOME」は難民がテーマ。
実は、出演する俳優さん3人もみんな、難民なのです。
そのうちの1人Saman Aminiがイランからの難民で、お母さんが母国の料理を作ってくれたの。
嬉しいよね。

vanjaはボスニア、もう1人のMajd Mardoはシリアから。
まさに、今見るべきテーマの舞台。

NOBADY HOME

残念ながら、WEBページはオランダ語だけだから、、、後日がんばって訳してみることにする。
で、オランダ語なのはWEBページだけではなく、、、劇そのものもオランダ語。
うん、、、正直全くわからないんだよね、オランダ語。

開演時間が近づいてきたのでふたたび劇場に戻ってきた。
(夕ご飯の後、ちょっと街をぶらぶらしてた)

vanjaが席をとっておいてくれたというので、会場内をさがすと、、、すぐ発見。

きたーーーーーーー。vanja手書きの「予約席」。
嬉しすぎるし、かわいすぎるでしょ。
ありがとーーーー。
1日、何回、ありがとうを感じたか。幸せである。

テレビの取材のときに、vanjaはオランダ語がわからない私たちを気遣って、今のシーンはね、と説明をしてくれた。
これまたありがとーーーー。

それに、自分が日本にくるときいつも時差ボケで眠いし、そんなときに歌舞伎をみたらチンプンカンプンで起きてるのがやっとだった、、、
だから君たちもオランダ語わからないし、時差ボケで眠たくなると思うから、途中で寝てもいいように役者から見えにくい席をとっておいたよという。。。
うわーーーありがとーーーーー。
なんて優しいの;;

だけど、劇中は一睡もしなかった。
もちろん、オランダ語チンプンカンプンだし、まさに時差ボケで眠気がおそってきたけど、vanjaの優しさにここるたれたのと、
言葉通じなくともその舞台がすばらしいものであることがわかったから、、、寝る暇なんてなかった。
vanjaの事前の説明でところどころ意味がわかったし。

2時間くらいの舞台はあっという間だった。

3人の俳優
カツラ
椅子が何脚か
拡声器
エスニックな絨毯とストール
電子ピアノ
しゅっとしたネオンの背景
数回の衣装チェンジ

とごくごくシンプルな舞台。

オランダ語わからなかったのは凄く残念、、、
だけど、、、とても良かった!!
周りのお客さんの大きな笑い声、拍手、スタンディングオベーションからも舞台のすばらしさを感じることができたし、
友達の舞台が拍手喝采をあびてるのが嬉しかった。

舞台終了後、vanjaが夜のアムステルダムを案内してくれるという。

疲れているだろうに、、、どれだけおもてなしをしてくれるんだ!
ありがとう。

連れて行ってくれたのは劇場からほど近いレッドライト、またの名を飾り窓。
レッドライトとは言わば赤線。つまり、、、娼婦のみなさまがお仕事をする場所です。
オランダは売春とソフトドラッグが合法なの。

ガラス窓ごしにセクシーな下着を身に着けたお姉様方が誘惑します。
うはっ、、、ど、どこを見ればいいんだ。と緊張。
vanjaが中に入れるところもあるよーと建物の中に。
ち、ちかいっ。

もはやここは超観光地で観光客がわんさか。
だから、恥ずかしいわっとか思う必要ないのかもだけど、、、
どきまぎしました。

ちなみに写真撮影禁止だから、行くときは注意しなくちゃっ。

こんなアムステルダムの夜の顔を堪能して、vanjaとばいばい。
もう少し一緒にいたかったけど、明日はイギリスなため朝が早かったからここで断念。

たのしい1日をありがとう!!!