シンガポール滞在記帰国-3:結局、本である。

シンガポール滞在記帰国-3:結局、本である。

チョンバルへ行きたいなーと思ったのは、地球の歩き方の
「1930年代に建てられた白壁のHDB(住宅団地)とヤシの木が建ち並ぶチョンバル。地元の人々の生活の匂いが感じられるノスタルジックな街並みに、個性豊かな雑貨店やカフェが続々と登場している。シンガポールで今最も旬なチョンバルに遊びにいこう」という文句が決め手となった。遊びにいくいくーという具合。チョンバルの紹介ページではおしゃれ本屋さんが紹介されていた。本は大好きだし、行く先々で買いあさってしまう傾向があるので、、、もうここは行くしかないのである!!

チョンバルについたらまずはホーカーズへ。またかよ、はい、またです。けっこー歩いて疲れたので、チョンバルらしいおしゃれなカフェにでも入ろうかと思いましたが、ホーカーズが目に入れば、そりゃもう迷わずホーカーズです。その名も「チョンバル・マーケット・アンド・フードセンター」。タイガーを一本ずつ購入。ぐびぐび飲む。するとどこからか、男性の歌声が。なかなかの美声である。だんだんと声が近づいてくる。その声の正体は車いすにのった陽気なおじさんだった。歌ってお金をもらうというわけである。ホーカーズにいると、いろいろな人がやってくる。1番多いのはポケットティッシュ売り。各テーブルにティッシュを売り歩くの。3つで1ドルとかだったかな?なんか、香水のような?液体を売りにくる人もいるし。ちなみに、車いすの美声なおじさん、歌いながら私たちがビールを1本のみほす間にホーカーズを2周半くらいしてた。シンガポールではリトルインディアで1度だけ物乞いをされている親子にあった。ネパールなんか物乞いに押し売りにけっこーな頻度で出会ったが、シンガポールはそれに比べるとそういうのが少ない。ホーカーズと美声なおじさんを後にして、地球の歩き方にのっていた本屋さんに向かう。

道中、チョンバルの雰囲気が好きになる。
若者が集まって、地域活性化!とかやりだしそうな雰囲気だった。どことなくノスタルジックだけど、フレッシュな勢いも感じられる街。

そして、以下2つがチョンバルのすてき本屋さん。

まず、woods in the booksさん。子どもむけの本の専門店。お店の奥にはワークショップスペースも。
とにかくかわいい!!絵本好きな私にはたまらん空間です。かわいーかわいーと絵本を物色する私。teshは、あー始まったよという表情で私を見守る。1冊、また1冊と手の中に本が増えていく。せっかくきたのだ&最終日なんだしシンガポールドルを使い切ろうとする。それに自分へのおみやげをまだ買ってなかった(自分へのご褒美的な笑)。
結局4冊購入。うち、3冊は落書きできちゃう絵本である。わたしがまだちーーさいころ、母親は私にたくさんの絵本を読んでくれた。それが今の私の絵本好きにもつながっているのだろうけど、中でも私のお気に入りだったのが五味太郎さんの『らくがき絵本』である。
ふつー、本に落書きはいけません!ってなるところ、この絵本は落書きし放題なのである。しかも、五味さんからイマジネーションが黙々膨らむような指令がたくさんあり、ちょー楽しいの。母親と一緒になってらくがきしまっくって遊んでました。この本は、いつか私に子どもができたとき、絶対にプレゼントしてあげたいと思っている一冊だ。そんな五味さんの絵本での思い出が強いから、らくがき系の絵本をみると俄然ほしくなってしまうのです。
お会計をすると、予想以上に高くてびっくり。自分の計算と合わず、すっかり予算オーバー(笑)。お金が足りずに、カードで購入。
いいんだいいんだ、本はケチりたくない。
それにしても重い。。。あーいい本買えてよかったなーと思いながらも、家のぱんぱんな本棚が想起される。そこに置こうかしら。
平和な悩みである。


woods in the booksの隣にあるのが、Books actuallyさん。
こちらは、おしゃれな大人向けの本屋さん。お店の奥にはアンティークの雑貨なんかもおいてあった。ところせましと並べられている本は、玄人好みそうなものが多かったように覚えている。結構店内は雑然としていて、ヴィレッジヴァンガードみたいな感じかも(ヴィレッジさんより都会風が吹いてる感じですが)。シンガポールの遊べる本屋さん!

実は、地球の歩き方にのってたのは後者Books actuallyさん。だから、Books actuallyを目指していたのだけど、はじめにたどり着いたのが、woods in the booksさんで、そこをBooks actuallyさんだとすっかり勘違いをしていたの(全く違う雰囲気のお店なのにねっ)。woods in the booksさんで散在して、お店を後にした後もその魅力にドキドキしながら歩いていたら、ほんの数件さきのところで、あれ、ここにも本屋さんがある!、ってかこっちを目指してたんじゃん!と気づいた次第。もし訪問順序が違ってたら、Books actuallyで散財をしていたかもしれない(笑)。どちらもすてきな本屋さんなので、チョンバルに行く際は是非!

ここでなかなかいい時間になってきたので、チョンバルを後にして、ホテルに戻ることに。
いよいよシンガポールとお別れである。