シンガポール滞在記帰国-1:バーニャとの旅先文通

シンガポール滞在記帰国-1:バーニャとの旅先文通

さーあっという間に帰国日です。

いつも通り気持ちのよいシンガポールの朝。
日本ではあまりお目にかかれない鳥たちが空を飛び交う。
その様子を、ホテルのベッドから窓越しに眺める。もう帰らなくちゃか。。。

昨夜いささか食べ過ぎた感があったのだけど、、、チャイナタウンで購入した月餅を半分こして朝ご飯にした。
とてもおいしい。ぎっしり詰まったあんこと松の実。くどくどしてるのかと思いきや、あっさりしているし、そこまで油っぽくない。
さすが老舗で行列ができるだけある。月餅を食べながら、フライト時間までどう過ごすか計画をねる。フライトは夜だ。結構な時間がある。

1.おみやげを全く買っていないことに気づく→ホテルの近所のスーパーでじもてぃが食している食材をお土産にしようと決める
2.お昼ごはんはミヅマギャラリーで教えてもらったゲイランで!ということに行こうと決める
3.どうやらチョンバルという地域がおもしろいらしいから行ってみよう
(4.早めに空港にいってラウンジで時間をつぶそう)
最終日はこの3つに決まった。

まずは、オープンとほぼ同時くらいにホテル近所のスーパーに行く。
みたこともないお菓子や、カップ麺やらを購入。
お土産屋さんを物色するより、生活感があふれているから楽しい。

部屋に戻る前にホテルの下にあるホーカーズでコーヒーを1杯。
ここでいうコーヒーとは、あのあまーいコーヒーである。すっかりこのコーヒーが好きになっていた。(ダイエッターは飲み過ぎ注意。)
その後に、ホテル下のちょっとしたコンビニで観光地にありがちな観光名所写真のポストカードを購入。
マーライオンとスーパーツリーのライトアップバージョンが写ったものを1枚ずつ。1枚は親に、もう1枚はバーニャに。
バーニャ(オランダ人の友達)とは旅先でポストカードを送り合うという、旅先文通をしている。
バーニャが大阪からポストカードを送ってきてくれたのが始まり。大阪城が写ったカードに英語でびっしりメッセージが書いてあった。
ざっくり要約すると・・・東京ではありがとう、今大阪だよ!てな具合。全くのサプライズレターだったからとてもうれしかった。
その後、バーニャは母国ボスニア、アムステルダム、夏旅行先のギリシャ、中国と行く先々からポストカードを送ってくれている。
私たちも、旅先から送ったり、お返事に日本文化を紹介できるようなポストカードを送ったりしている。
はじめてバーニャに送った手紙は、大阪城のポストカードへのお返事。
日本文化が好きだというので、是非日本の現代アートにも触れてもらいたくて山口晃さんの作品集と一緒に送った。
作品集をとても気に入ってくれたみたいでうれしかった。
その後は、奈良から飛鳥寺のポストカードや、写美で見つけた江戸時代の写真のポストカードや、村上隆さんのものや、青森からは成田亨さんのウルトラマンのカードを。都度、彼らについての説明を英語で試みている。少しでも伝わっていることを祈る。

バーニャはポストカードを受けとると、そのカードを持ち変顔を決めた写真を必ず送ってくれる。律儀なナイスガイである。
それにしても、手紙のやりとりってわくわくする。
しかも旅先文通って、旅してる自分の高揚感とか、その土地のにおいとか、空気とか、全部ひっくるめて送れる&受け取れる気がして、
ますます楽しいのである。ポストカードの紙質なんかも国によって違っておもしろい。

そんなこんなで、もちろん、今回もシンガポールから送るのであります!
2枚のカードにそれぞれ簡単な一言を添えて、ホテルのフロントに託した。

その後、チェックアウト。荷物はホテルに預けることに。
1日、キャリーバッグをガラガラひいて歩くわけにいかない。

ゲイランに向かう。あまり治安は良くないと思うから夜は行かない方がいいかもと、ちょっと注意しな的なことをいわれていたので、
いささかの緊張を伴いながら。しかし、海外への旅に多少の緊張感は忘れてはならないだろう。

今回はほとんどバーニャの話でしたね。
いつか、バーニャとの出会いもここで書けたらと思う。
ゲイランでのお話は次回ということで。
つづく。

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外ではいよいよ台風19号が暴れだした模様@吉祥寺。
みなさま、くれぐれも気をつけてください。