シンガポール滞在記③−2:マーライオンから2度目のホーカーズ

シンガポール滞在記③−2:マーライオンから2度目のホーカーズ

チャイナタウンからマーライオン付近まで歩いてきました。30分くらいでしょうかね。
天気は最高。
しかし、マーライオンが見当たらない。
マーライオンはコチラみたいな看板もない。
そのかわりにあのボートみたいなのがのかった有名な建物(マリーナ・ベイ・サンズ)があった。
ざっくり地図で方向を確認して、その方向に向かって歩いただけだから、間違えたのか?

うろちょろうろちょろしていると、とーーくに、あ、あれじゃない?的なものが見える。
ちょっとうれしい。超観光名所に、徐々に心が高鳴る。
途中、セグウェイに乗っている観光客とすれ違った。うぃーーーーん。みんな楽しそう。意外と乗るのは簡単だと聞くけれど、
いかんせん運動音痴な私は、どうも転んでしまいそうで怖い。
だんだんと、人が増えてきた。
そして、マーライオンの全貌も明らかになってきた。海風が気持ちいい。

なるほど、噂通りそんなに大きくない。が、そこまでわたしはがっかりはしなかった。
海と太陽とマーライオン、なんともすがすがしい景色で気持ちよかった。
そもそもマーライオンとは何なのでしょう。ライオンの頭に、魚(?)の体。

恒例のwikipedia引用。
マーライオンとは「同国の象徴的存在である。シンガポール近辺にかつて栄えた都市の名「タマセク」(ジャワ語で海の意)にちなみ “mermaid(人魚)” と、シンガポールの名の元になったライオンを合体させたと言われている」とのことだ。

さらに「11世紀にマレーシアの王族が対岸に見える大地を目指して航海の旅に出た際、途中で海が激しく荒れ、王族が被っている王冠を海に投げたところ、海は静まり無事にその大地にたどり着くことができた。その時、ライオンが現れて、王族にその大地を治める事を許して立ち去った。マーライオンの頭部はこのときのライオンを表している。また魚の尾は、古代都市テマセック(ジャワ語で「海」)を象徴している。王族は、その大地を「ライオン(Singa)の都市(Pura)」を意味する「Singapura(シンガプーラ)」と名づけ、マーライオンを国の守り神として祭ったという伝説がある」のだそうだ。

設計は、1972年に当時記念物委員会会員でヴァン・クリーフ水族館の館長のフレイザー・ブルーナー氏で、政策は地元の彫刻家のリム・ナン・セン氏とのことである。

マーライオンを調べていたら、シンガポールの由来にもいきつくとは!おもしろい。世界三大がっかりとかいわれてるけど、マーライオンはシンガポールにとっては守神のような大切な存在なのですね。ちなみに、シンガポールはセントーサ島にはマーライオンタワーという高さ30メートル越えの人がのぼれるマーライオンがあるらしい。

マーライオンのまわりには世界各国からの観光客でごった返してた。そこで、はじめて目にしたのが「自撮り棒」だ。
写真の緑色の服のお姉さんが手にしている棒がみえるだろうか?これが自撮り棒である。
マーライオンから出ている水を飲もうとしたり、自分の口から水が出ているようにしたり、遠近法を駆使したありがちな記念写真を撮っている人ももちろんいたのですが、それ以上に自撮り棒ですよ!!!長ーい棒の先にデジカメやら、iphoneやらを装着できるという優れもの。これが結構浸透しているらしく、みなさん使いこなしてましたねー。その光景がなんとも微笑ましいというか、、、シュールというか。旅先の写真に自分が写り込みたい願望が皆無のわたしには縁のないでしょう。

マーライオンを満喫し、自撮り棒という近未来道具を知ったところで、次なる観光名所ガーデンズ・バイ・ザ・ベイに向かう。マーライオン、マリーナ・ベイ・サンズ、そしてガーデンズはぎゅっと集まっているのでそこらへんの観光名所は1日あれば十分だと思う。
向かったはいいのだが、行き方がよくわからない。すぐそこに見えてるんだけど、、、迷子。思いつきで行くことを決めたので、行き方をしっかり調べておらず、それが仇となった。だんだん2人とも機嫌が悪くなる、そのくだりは割愛しよう。

ようやく、ガーデンズについた!!!駅から直結していて、しっかり調べておけばなんら迷うはずのないところ。あぁ、しょうもないことで機嫌悪くしてとしきりに反省。ガーデンズはあまりくまなく見なかったけど、のんびりできそうなところだった。家族連れにはいいのかな。
ここでも自撮り棒が!!!!!!!夜になると、ライトアップされて綺麗みたい。

わたしの機嫌の悪さと比例するように、だんだんと雲行きが怪しくなってきた。最悪である。雨にうたれる前に帰ることに。ちなみに、ガーデンズにあるスーパーツリーをつなぐ地上22メートルのスカイウェイは普段あがって歩くことができるのだけど、雷が鳴っているからと、そのときは歩けなかった。みなさん、行くときは天気のよいときを選びましょう。

ホテルに帰り、、、謝る。仲直り。喧嘩の原因なんて後で考えるとばかばかしいことが多い。しかし、そんなばかばかしいことがいろいろむちゃくちゃにしてしまうことも確かである。大人になりましょう。。。

さー仲直りをして気を取り直したところで、夕ご飯へ。もちろんホーカーズ!!!本日2度目のホーカーズ!すっかりはまっています。有名なホーカーズがニュートンにあるというので、行ってみることに。その名もニュートンフードセンター約40年の歴史が!とか地球の歩き方に書いてあるので期待大である。つくやいなや、いきなり日本語で話しかけられる「おーーー日本人、わかるよー」、それから一歩あるくごとに日本語で客引きされる。客席はほぼ満席でおおいににぎわっていたが、どうやらそのほとんどが観光客らしい。チャイナタウンのホーカーズとは大違いだ。

やたらとついてくるおっちゃんがいるので、もうめんどくさいからと、そのおっちゃんに捕まって着席。とりあえずビールだろ?と流暢な日本語で聞かれ、yes pleaseと答える。タイガーが出てくるかと思いきや、おっちゃんはサッポロを持ってきた。いや、タイガーにしてくれと言おうとしたときには時既に遅し。すでに栓を抜いている。日本人ならサッポロだろうという心遣いなのか。メニューを見る。いちばんたかいじゃーーーん!12ドル。。。やられた。。。タイガーは6ドルくらいだったかな?それから料理もエビだの蟹だの高いのをすすめてくる。
エビとオイスター炒めをそのお店では注文。わたしはキャロット・ケーキが食べたかったから、ホーカーズ内を歩いてそれを探す。キャロット・ケーキとは、たすけてシンガポールナビさん!

「大根餅を使ったオムレツのような食べ物。広東語で「キャロット」は「大根」のことなので、そこからキャロットケーキとなっているわけです。ニンジンのケーキではないので間違えないでね~。お店によっては、黒いキャロットケーキ、白いキャロットケーキがあるところがあります。黒いキャロットケーキはダークソースで味付けしてあるので見た目がちょっと黒めで甘め。白いキャロットケーキはチリが効いた辛めです。もちろんチリなしで注文もできますよ!」

さすが、わかりやすい。わたしはホワイトを注文。席まで持っていくから、席番号を教えろと、ちょっと寡黙な感じのお店のおにーちゃん。
席番なんて覚えてなかったから、指さしで伝える。肝心のお味はといいますと、美味でした!!私好みの味。もちもちふあふあで、女子好みな気がする。キャロットケーキは3ドルと良心的な値段でした。

ビールを一杯飲みほすと、すかざすおっちゃんがおかわりだろ?と聞いてくる。今度はタイガーね!!!と銘柄を主張。
キンキンに冷えたグラスとタイガーを持ってきてくれた。そのおっちゃん、飲み物屋さんなんだけど、お世話がかりみたいになっってて、
おしぼりという名のティッシュを持ってきてくれたり、新婚さーん写真とってあげるよーーーと2人の写真を撮ってくれたりと(結婚3年目なんだけどね、新婚旅行に見えたのであろう)、明るくていい人だった。

チャイナタウンにくらべ、高くついた。
しかし、海鮮はおいしかったし、おっちゃんとの絡みが楽しかったので、値段を気にするより、このすてきな時間に感謝と思った。

さー明日はいよいよ帰国日である。
シンガポール最後の夜はこうしてふけていった。