京都1ー極楽浄土のぶっかけうどんと水中新疋

京都1ー極楽浄土のぶっかけうどんと水中新疋

2019年5月4日(土)半袖で関西へいざ!

 

旅日和のとっても良い天気。
大きめなTシャツワンピースを1枚ダボっと着て出発である。
やはりパッキングは30分以内に終了。
一昔前はあれもこれもそれもと詰め込み、大がかりな荷物で旅をしていたけど、
ーいや、旅ではなく旅行ですねー最近は、本当に身軽に旅に出かけられるようになって。
荷物は少なければ少ないほど、旅先でのサバイバル感がますし、その分、思い出も吸収できます。

 

行きの新幹線では、ゆで卵をひとつ。燻製。
そのあとは、貪るように漫画を読んで、昼寝して、外をぼーっと見て、
仕事を一切しないと決めた移動でした。
たまにはこんな時間の使い方もいいよねっ。

 

京都に到着!!
降りるなり、暑い!
半袖で大正解です。
じんわりとすでに汗ばんできました。
だけど、旅先で天気が良いのとても嬉しい。

 

teshと一緒の京都旅。
大阪出身のteshが一緒だと、関西は心強い。
一緒に来てくれておおきに。

 

京都に着いたのがちょうどお昼過ぎ頃だったので、まずは腹ごしらえ。
燻製ゆでタマゴしか胃袋にいれていないので、いい感じにお腹が空いています。
京都駅内は観光客でごった返していて、ご飯どころはどこも行列。街で食べることにして、ぶらぶらお散歩。
それにしても、暑い。
じりじり太陽の光が降り注ぎます。

しばらくすると「うどん」ののぼりが。

ここならビールも飲めそうだしねーっと、うどんに決定。
teshは九条ネギたっぷりのきつねうどんを、わたしは冷たいぶっかけを。
「お食事のバランスを考えてうどんの量は半玉です。ひとたまご希望の場合は+200円」と書いてある。少食な私にはありがたい。

 

ほどなくしてうどんがやってきた。
おやおやおや、うどんのとなりには白米が。
なるほど、白米ももれなくついてくるから、うどんは半玉だったのね。
申しわけないけど、白米は無理ー。teshに食べてもらった。
うどんはもちもちツルツルでおいしかったー。ビールに冷たいうどんとのどごしが最高なお昼ご飯。
極楽極楽。

 

そのまま歩くこと5分ほど。
今回の旅の1番の目的地「龍岸寺」 に到着!!!
浄土宗のお寺で、1616年に開かれたとのこと。
歴史あるお寺なのですが、キャッチコピーは「一緒にツクろう 。新しいお寺のカタチ。」

冥土喫茶ぴゅあらんど なるお茶会を定期的に開いたり
浄土系アイドルてら❇︎ぱるむす なるアイドルを作ったり(しおてんちゃん、かあいいー)
釈迦モーニング
ガチャ仏さま
テラVR



と、さまざまな企画を実施し、新しいお寺のカタチをガンガン提案していらっしゃいます。

 

そして、なんと!そんな龍岸寺さんで「水中ニーソ」の展覧会
その名も「南無阿弥陀佛」が2019年5月2日〜4日の3日のみ展示されるというので京都旅を決めた次第。

 

 

この看板を発見した瞬間のキターーーーーーーーーーッ感がすごいw

 

 

そして、中に入るとデデンと!
ご本尊の周りを、水中ニーソ、いや、水中新疋が飛翔しております。
なんでしょう、この光景。

 

古賀さんから、ご本尊の周りに水中ニーソを配するんですよーとお話しだけ伺ったときは、むむむ、攻めるなあ&よくOKが出たなあ、
と思っていたのですが、実際にきてみると、妙に水中ニーソが溶け込んでいて、おやおや、これは素敵じゃないのっと驚きです。

やっぱりちょっと思っちゃうじゃないですか。祈る場所でいいのか?!
それこそ長崎で教会巡礼した際は、祈りの場だから静かにしましょう、写真撮影は禁止ですと、始終厳かな空気だったわけですよ。
その後に、お寺✖️水中ニーソは結構衝撃的で。

 

これは、水中ニーソが飛天、つまり天女としてご本尊の周りを飛翔しているわけです。
仏を礼賛して、仏の世界を守っているお方。
水中ニーソが飛翔していたら、仏さまも気が散るのではないかと思うけどw

 

展示はここだけではありません。
奥に進むと・・・。

 

 

襖にプロジェクション。
これずーーーーとみていられる。

う、美しいよう。
現代の飛天。
現代の浄土。

 

古賀さんから日本における宗教と美術の概念の成立は似ているというお話を伺う。

「宗教」という語が、religionの訳語として定着したのは明治になってから。
「美術」も明治時代にウィーン万国博覧会に参加するため際に、ドイツ語の Kunstgewerbe /Bildende Kunst の訳語としてそれを採用したのが初出とされているのよね。

にゃるほど。この点においても、お寺で美術というのは理にかなっているというか、必然とも思えてくるわね。

見終わった頃には、お寺で水中ニーソ????という気持ちは消え、
至極合点がいき、絶対に巡回ができない、ここでしか体感できない極楽浄土に身を置くことができて
よかったあと大満足でした。
大乗仏教は、あらゆる人々が手をとりあって、個人の心の平穏、家庭の安心、社会の平和を築いていくための教えです。お寺が様々な縁の結び目として、多くの人々から慕われるように努めてまいります(住職)。

 

 

まさに今回の展示は、仏教とアートの縁を結び、いや呼び覚ましてくれた?機会だったなあとしみじみです。
「cube」といい、今回の展覧会といい、水中ニーソがどんどん大きく飛行遊泳、そして深く深く潜水しているので
これからもどうなっていくのか楽しみです。
龍岸寺さんのこれからの活動、新しいお寺作りからも目が離せませんね。
私もジャンルに縛られずに、いろんな縁をつなげていくことが天職だと思っているので、龍岸寺さんの活動はとても勉強になります!

東京ばななも無事にお渡しできたし(おみやげ、差し入れはばななテロはゆるゆる続けていますw)
、龍岸寺を後にして
また、暑い京都の街を歩き、次なる目的地に向かいます。

 

それにしても・・・水中ニーソを見た後は、ああ、、、私も頑張ってカラダを絞ろうと 思うのです。

 

 

《関連情報》
古賀さん!京都から休むことなく、六本木で個展です!
会期はアートナイトにもかぶるし、ぜひっ! 

Manabu Koga Solo Exhibition“cube”

May 17 – June 15, 2019
open until 10pm on May 25 for Roppongi Art Night
CLEAR GALLERY

https://cleargallerytokyo.com/upcoming

 

《今回お世話になったみなさま》

晃庵 京都駅前店
ぶっかけうどん、ごちそうさまでしたー。
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260101/26000151/


龍岸寺さん
今度は住職のお話を伺ってみたいなあ。
http://ryuganji.jp/

 

古賀学さん
どうなっていくの、水中ニーソ!!ますます追いかけなくてはいけないアーティストさんですYOっ!
https://twitter.com/manabukoga?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor