長崎7ーホテルで最後のコーヒーを一口ふくんで目を覚まし、たどり着いた先は、祈りと建物が溶け合って。

長崎7ーホテルで最後のコーヒーを一口ふくんで目を覚まし、たどり着いた先は、祈りと建物が溶け合って。

2019年4月19日(金)あったかい!暑い!そして、荷物重い。

あっという間の最終日。
飛行機の時間変更して、少しでも長く滞在したいなあと思い、スーパーフライヤーズデスクに電話してみるも、満席とのことで・・・残念。

そうと決まれば、フライトまでの時間、存分に楽しむべし。
1人旅なんて身軽なものよ。
ささっとパッキングを済ませようと思ったけど・・・わたしのズボラな性格が大いに発揮されて、きた時のように荷物がまとまらないwさらに、本やらかさばる紙モノを購入しているので、荷物倍増。ふふふ。

朝ごはんは、昨日、サンドイッチMAYUMIで購入したエビカツサンドとコーヒー。
サンドイッチ、素朴でおいしい。近所にあったら常連決定。
コーヒーカップ片手にレースのカーテン越しに朝の長崎を俯瞰する。

なんとか、リュックに着替えやらを詰め込んで、本は手に持ってホテルを後に。

朝8:00

えーと。。。重いです。すげー重いです。
持って持って〜と甘えられる相手もおらず。

はい。甘えません。
下腹に力入れてガシガシ歩きます。

まだ朝も早いので、空気が気持ちいい。
出勤のみなさんとすれ違う。
お疲れさまです。

朝一で向かったのは、「聖フィリッポ西坂教会」です。二十六聖人の一人、メキシコ人、聖フィリッポ・デヘススに捧げた記念堂とのこと。
ここ長崎初日に入手した『ながさきジーン』で紹介されていて、絶対行きたい!と思ったところ。現地で情報仕入れて、さくっと計画。良さある。

なんで行きたいと思ったかって、教会がとってもかわいいから!
理由なんて単純です。
直感。好き!って思ったらまっすぐに突き進むのみです。
ホテルから歩いて行いて20分くらいかな?

じゃん!
ああ、やっぱり素敵。

建築は今井兼次さん。
今井さんは昭和のはじめに、ガウディを日本に紹介した方だそうな。この教会もガウディを彷彿とさせますよね。今井さんご自身もカトリック信徒でいらっしゃって、信仰と建築が一体となった中世カトリックの世界を実践し続けたガウディの創作方法に強く感銘していたといいます。だから、この教会にもガウディが降臨しているのですねっ。



なんだろうなあ。
無機物なはずの建物に、ものすごい生命力を感じる。
これまでの教会は祈りをビシビシ感じたけど、ここは、祈りや信仰だけじゃなかった。2本のニョキっとした塔が大地に根をはって上に上に伸びているようで。ふぅ、、、。

この教会がたつのは二十六聖人の殉教地から目と鼻の先です。
二十六聖人とは、豊臣秀吉によるキリシタン禁止令により処刑された、フランシスコ会宣教師6人と日本人信徒20人のこと。キリストが十字架に架けられたゴルゴタの丘に似ていることから、信者達がこの地を処刑の場に願い出たと言われているようです。丘からは長崎の街が一望できました。「聖フィリッポ西坂教会」の隣には、日本二十六聖人記念館が併設されています。こちらも今井さんによる設計です。この記念館には、殉教者たちのレリーフがはめ込まれているのだけど、レリーフを作ったのは舟越保武さん。4年という歳月をかけて。
昔、日曜美術館でこのレリーフの特集してたなあと記憶が蘇りました。

次は大浦天主堂に向かうつもりでいたのだけど、教会の近くに◯◯寺はあっち、△△寺はこっちと標識がいくつか立っていた。
そういえば、教会ばかり巡って、お寺には全く行っていないことに気づく。まだ9:00だ。ここで少々寄り道しても大丈夫だろうと判断し、気の向くままに、近くのお寺を巡ってみることにした。

まだまだガシガシ歩くぞ!!と方向転換して見えてきたのは、ラッキーの看板。


なんか、ラッキーw