島から、温泉へ。② 朝風呂。そしてコーヒーと煮干とおばあちゃん。

島から、温泉へ。② 朝風呂。そしてコーヒーと煮干とおばあちゃん。

2016年8月10日(水)

朝!!
5:30起床。

道後温泉は6:00にオープンします。
朝は比較的空いているとのことなので、いざっ!

眠気眼をこすりこすり、床カゴを片手に本館に向かいます。
地元のおばちゃんたちに、観光客の方々に、既ににぎわっております。

それにしてもいい空気だ!
早起きはやっぱり気持ちいい。

どーんどーーーーーんっ。
6:00になると太鼓が鳴ってかいもーーーーん。

ところで・・・本館にはいくつかお風呂とプランがあって、それぞれ入浴料が違います。
一番スタンダードなのは神の湯 階下。入浴料は410円。
次に、神の湯 二階席。入浴料は840円で浴衣とおせんべい付きで2階の休憩どころを使える。
次は、霊の湯 二階席。入浴料は1,250円。浴衣におせんべいににタオルに石けんに2階の休憩どころに、
又新殿も見学できる。
そしてそして、霊の湯 三階個室。入浴料は1,550円。浴衣に坊っちゃん団子つき。そのたもろもろは上と一緒。浴衣の柄がこれだけ違うみたい!

と、このように4パターンの楽しみ方があるの(詳しくは、公式webページをみてね)。

旅館で、神の湯無料券をもらったので、ここに追加でお金を払えば、他のプランで入れるのかなーと思いきや、それはNGとのことで、一番スタンダードに神の湯 にざぶんっと入ることに。

いやーーー一歩足を踏み入れるととっても渋いですねえ。
いざ、湯船につかるべく、ガラガラっとドアを空けると、すでにいも洗い状態w
さっき、開門したばっかりなのに・・・。

さっと体を洗って、湯船の空いているスペースにもぐりこむ。
ああ・・・極楽極楽。

地元のおばちゃんたちが何の恥じらいもなく、入っているから、こっちもこそこそせずに
のーーーんびりできた。

入浴時間は一応、1時間らしいです。
けっこうのんびりつかってたな。

お風呂あがってからは、teshと一緒に本館内を散策。
夏目漱石が滞在されたとされる坊ちゃんの間は無料で見学可能。

2階の休憩どころとか、個室の前も通ったけど、やっぱりいいね!
今度くるときは、個室でゆっくり湯上がりを楽しみたいなー。

せっかくなので又新殿(ゆうしんでん)も見学することに。
こちらは有料で260円でガイドつき。

***
又新殿(ゆうしんでん)は、明治32年(1889)に建てられた皇室専用の湯殿。昭和天皇は昭和25年(1950)に来浴されています。建築様式は、桃山時代風の優雅なもので、畳は備後表の高麗縁、欄間にしめどり、いかるがの透かし彫り、天井は高麗張りの桐の三枚重ね、ふすまは金箔に極彩色の枝菊が描かれている豪華絢爛なもの。建具類もすべて極上の漆を用いた輪島塗りで、建築以来一分の狂いも生じていないすぐれたものです。
浴槽は、御影石の中でも最上とされている香川の庵治石で、正面湯釜に大国主命、主彦名命の両神像を刻んだ宝珠があります。
***

ここに昭和天皇きたんだーと思うと一寸感慨深かった。
昭和天皇がお風呂入った時のお湯の位置とか、跡が残ってるの。
トイレは作ったけど、使わなかったんだって。

欄間とかも美しかったなあ。

ガイドのおじさんが棒読みなのが、またすてきでしたよw

温泉を後にして旅館に戻って朝ご飯!
その後、もう1回、旅館のお風呂にはいったw
貸し切り状態。

しあわせだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
体も心も揉み解しておきました。

チェックアウトしてから、荷物を預けて、道後温泉街を散策です。

まずは、坊ちゃん団子をいただくことに。
***
夏目漱石の小説『坊っちゃん』の中に、「大変うまいと云う評判だから、温泉に行った帰りがけに一寸食ってみた」と登場する。この小説のモチーフとなったのは、漱石が松山に赴任していた頃の実体験であるが、小説『坊っちゃん』の当時の団子は、湯ざらし団子で、赤餡と白餡の団子を三つ串に刺したものであった。伊佐庭如矢町長の発案により、道後温泉本館の東方の丘上で振鷺園という庭園内の風詠館と名づけた茶店を経営し売っていた[誰?]という。「一串5銭で非常にうまい」というので、松山辺りからも食べに出かけていたという。
「坊っちゃん団子」と呼ばれるようになったのは、昭和に入ってからという。
なお、小説『坊っちゃん』では坊っちゃんの入った団子屋は遊郭(小説では色町)の入り口にあるとの設定であるが、現在でも、かつての遊郭への入り口の道は残っている。その角は商店と民家であり、現在は団子店ではない。
(wikiより)
***

甘すぎずおいしい。
ころんころんとしたフォルムもかわいー。
お風呂上がりにちょっと一口!とかいいかもねっ。

もう少しお散歩をすることに。
少し奥に進んで行くと、長い長い階段が見えてきた。
湯神社への階段です。

せっかく来たのだから、長い長い階段をのぼり、湯神社参拝をすることに。
たぶん、途中で疲れて無言になるから・・・楽しんでのぼるために、さて、この階段は何段あるでしょーかーーーという
ささやかなゲームを決行。

「100段」より多いか少ないか。
負けたほうがお昼ご飯をおごる!

わたしは、こういうときは見た目より少なくて、えーーーー意外に少ない!ってなるのではないかと読み、
100段より少ないを選択。teshは100段より多いを選択。

いざ!1、2、3、4、5、6、7、8、9・・・・・・・・。
70、71、72、73・・・90・・・。

はい、100こえたーーー。

わたしの負けです・・・。

その後も、ぶらぶらとお散歩をしてから、またまた路面電車に揺られて松山に戻ります。
帰りに乗った路面電車は、昭和な香りがそのまま残す車両でした。
床とか、窓枠とか全部、木!
素敵だなあ。

松山でお昼ご飯どころをさがすと・・・野菜がおいしそうなお店を発見。
お野菜食堂 SOHSOH JR駅前店」さん

ごはんの種類も量も選べるし、
糖質制限ダイエットしている人には、ご飯の代わりに、サラダを多めにとかできちゃう!
女子の味方!

メニューも魅力的だったー。私が頼んだのは、日替わり定食。



どれもやさしい味でおいしかったYO。
ちゃんとおごりました。

電車まで時間があったので、食後のコーヒーを求めて、駅周辺をうろうろ。
すると、「純喫茶ユニー」なる看板発見!
はあはあ。

迷っている暇もないので、さくっとこのお店に入ることに。
カウンター数席とテーブル席数席の小さなお店。
しかも、新聞やら何やらが雑然と置かれていて、お客さんが座る場所があんまりない。

常連と思われるおじさんが1人、たばこをふかしながらコーヒーを飲んでいた。

やばい・・・
ディープすぎるところに来てしまったらしい。

すると、カウンターの中から、めがねをかけたおばあちゃんが、ひょっこり現れて、
あら、いらっしゃい、コーヒーしかないけどいい?
と。

は、はい。コーヒー2つください。

ほんとはアイスコーヒーが飲みたかったんだけど、ここはホットで。

お店の一番奥のテーブルに座る。
おじさんに絡まれる。

どっからきたんだ。
何しにきたんだ
うんぬん。

おばあちゃんもそれに混じってくる。

やだ・・・たのしい!!w

ほどなくして、コーヒーが入った。

おばあちゃんは足が悪いとのことでカウンターまで取りに行く。
取りに行くといっても、数歩の移動だけど。

すると、ソーサーの上に煮、煮干が!

健康のために&おいしいから食べなさいとのこと。

コーヒーにクッキーとかついてくるのはたまにあるけどさ、煮干て!

やだ・・・たのしい!!!w

おじさんが先に帰る。

その後、そのおじさんの話とか、おばあちゃんの思い出話とか、足を怪我した話とかいろいろ聞いた。

すると、生協のお姉さんがあれこれ注文の品を配達にやってきた。
食品に日用品にいろいろ。

そろそろ私たちも行かなくてはいけない。
じゃあ、おばあちゃん、わたしたちも行くねと声をかけると、
おもむろに、今、生協のお姉さんが持ってきた袋を開けて、
豆せんべいをくれた。

おいしいから食べなさい。

すると今度は、あんぱんやらクリームパンを手に、コレも持っていけという。

少し、回想すると、そのパンたちは、さっきお姉さんが、このまえのお礼にこれおいてくねーと、
気持ちとしておいて行ったもの。

さすがにもらえないっす!!!!

おせんべいだけで嬉しいから、パンはおばあちゃん食べてね♪

そして、お別れ。

どうぞお元気で!!!!

高松に戻る電車は、なんとアンパンマン号!
らっきー。
とってもかわゆすだけど、道中は爆睡w

高松についたら、リムジンバスで空港に向かう。
空港で、最後にうどんをいただく。
やっぱりおいしーーー。
お土産うどんも購入。

あっという間の夏休み。
たのしかった。
ありがとう。