四国へ、島へ。⑤ 犬島へ。わん。

四国へ、島へ。⑤ 犬島へ。わん。

2016年8月8日(月)

ピーヒョロロロローピーヒョロロロロー

とんびの鳴き声と蒸し暑さで目が覚める。
AM5:30。
普段なら二度寝したくなる時間だが、今日は朝一の船に乗らなくちゃだから、二度寝できぬ。

蝉もけたたましく鳴いている。
みんな朝はやいなあ。

支度をしてから食堂へ。
早くでる私たちのために、特別早めに朝ご飯を準備してくれた。感謝!

朝ごはんのメニューは↓

普段の朝ご飯はバナナとコーヒーなもので、こんなに食べるのは久々。
朝からおいしいよー。
これで1日がんばれちゃうよー。

朝ご飯に麦味噌のお味噌汁をいただいたのだけど、これがまた程よい甘さでおいしーのっ!
男木島では、どのお家でも自家製麦味噌を作ってるんだって!!ほほう。

ごちそうさまでした。

6:40
港に向かう。
島民の方がちらほら。

出航は7:00
いってきます!と、ふと乗り込んだ船から港を見ると、会田さんが一服中。似合うなあw

朝の船は気持ちいい。
人も少ないし、まだそこまで暑くないし。

女木島からもそんなに人は乗ってこなかった。

ところで・・・今日の目的地は犬島です。
男木島から直行便があればいいのだけど残念ながら今はないとのことで、
一度、高松に行ってから、小豆島に向かい、そこから犬島に向かわなくちゃいけないの。

図にするとこんなかんじ(全くわからんねwごめん)。

タイムスケジュールはこんなかんじ↓

高松に着く。
すでに高松にはたくさんの旅人たちが。
いってらっしゃい、良い旅を。

わたしたちもすぐに小豆島行きの高速船の切符を買い、船に乗り込む。

わたし、爆睡w

小豆島から犬島に行くまでには少し時間があったので、港近くのお土産屋さんでアイスコーヒーをいただくことに。
あっつい中いただくアイスコーヒーはやはり最高。カランコロンってなる氷の音が涼しい。

さすが、小豆島。オリーブ推しメニュー。

ほどなくして、犬島行きの船に乗り込む。
小さくてかわいい。
ここでもやはり、外の席へ!

いざ、犬島に向けて出発!!

なんでしょう・・・小さい船だからでしょうか?
めちゃめちゃ早く感じる。

風がびゅわんびゅわん吹き付けてきて、波しぶきがばっしゃばっしゃ。
え・・・ちょーたのしーw
これまで乗った船の中で一番楽しい。

犬島までは、30分かからないくらい。

見えてきました島!!
ずっと訪れたかったのでテンションがあがる。

到着。
島着。

わーーーーーーーい。

帰りの船の整理券を先にもらってから、チケットを購入。
これで、犬島精錬所美術館と家プロジェクトが見れちゃいます。

犬島に来たかった理由はこれ。

現在は、「美術館」として存在しているけれど、元は製錬所でした。

***
1909年に地元資産によって建設された犬島製錬所は、煙害対策や原料輸送の利便性から、島に建設されたものの、銅価格の大暴落によってわずか10年で操業を終えました。現在の犬島には銅の製錬過程で発生する鉱滓からなるカラミ煉瓦造りの工場跡や煙突など、かつての大規模な製錬所を彷彿とさせる多くの遺構が良好な形で残されており、日本の産業発展の過程に置いて革新的な役割を果たした遺構として、平成19年度経済産業省による「近代化産業遺産群 33」のうちの「story30」に認定されました(美術館公式サイトより)。
***

それがとってもかっこいいのです。

美術館を手がけたのは建築家の三分一博志さん。
中は柳幸典さんの三島由紀夫をテーマにしたインスタレーションです。

鏡のある道をくねくね歩いたり、三島ゆかりの家具があったり。

展示の一番最後には、三島が割腹する前に記したとされる「檄文」が展示してあった。
で、檄文に涙。以下、一部。
***
われわれは四年待った。最後の一年は熱烈に待った。もう待てぬ。自ら冒涜する者を待つわけには行かぬ。しかしあと三十分、最後の三十分待とう。共に起って義のために共に死ぬのだ。日本を日本の真姿に戻して、そこで死ぬのだ。生命尊重のみで、魂は死んでもよいのか。生命以上の価値なくして何の軍隊だ。今こそわれわれは生命尊重以上の価値の所在を諸君の目に見せてやる。それは自由でも民主主義でもない。日本だ。われわれの愛する歴史と伝統の国、日本だ。これを骨抜きにしてしまった憲法に体をぶつけて死ぬ奴はいないのか。もしいれば、今からでも共に起ち、共に死のう。われわれは至純の魂を持つ諸君が、一個の男子、真の武士として蘇えることを熱望するあまり、この挙に出たのである。
(全文はコチラのサイトに載ってました。)
***

三島と言えば、ようやく『豊穣の海』を読み終わって、、、、これを書き始めると長くなるので、また今度w

三島の言葉を後に、美術館の周りを散歩する。
やっぱりかっこいーーーーー。
百合がたくさん咲いている。なんだか三島が連想される。

丘の上にのぼると、島を一望できる。
きれいだな。
この島、好きだなあとおもう。

一通り、製錬所付近をぶらぶらしたところで、名和さんの家プロジェクトへ。
爆発してたなあ。ビッグバン。
もっと家プロジェクトも見て回りたかったんだけど、船の時間まで中途半端だったから、港の喫茶店で
紫蘇ジュースをいただくことに。

小さい頃、夏になるとおばあちゃんが紫蘇ジュースを必ず作ってくれたの。
とっても大好きで、私にとって夏の味。
グリーンティーもそうね。あの粉溶かすやつ。
甘いやつ。アレも私にとて夏の味。

売店でvanjaに送るポストカードを買う。
続いてるのよ、旅先文通。

船の時間まで、港近くをうろうろ。
お休みどころみたいなお店で、バナナカステラゲット!
これ、岡山名物なのね。
なつかしき。

帰りの船も行きと同じくビュンユンとばしてくれてとってもきもちE!!!

はあ・・・。
肩こりがなおりそうなくらいのびのび。

さて、小豆島に戻る。