いつのまにやら7月で妖怪がゾロゾロと。

いつのまにやら7月で妖怪がゾロゾロと。

2016年7月4日(月)

あつーーーーーい。
なのに、まだ梅雨空けしてないとか。
夏プリーズ。

そんなこんなで本日は両国の江戸東京博物館に行ってきました。
実を言うと・・・数年前、まだ大学生だった頃、アラーキーの展示を見に来て以来だったわ。

本日は

大妖怪展 ― 土偶から妖怪ウォッチまで

のプレス内覧が目的でした。

土偶から妖怪ウォッチとは・・・なんと壮大な!
展示の最後の方に土偶が3体あったのだけど、それがとーーーってもきゅーとなのよ!!
展示終盤でもう疲れちゃったってみのがしちゃだーめ。

土偶の展示は見た目がおもしろーい、妖怪っぽーいからではなく、
「妖怪」の源流、根っこを探る試みでもあるからとっても大切なのよ。
なぜ、人間は妖怪を表現してきたのか。妖怪を創造することで、何を求めたのか。

で、そんな妖怪の表現が、妖怪の血筋が現代にも流れていて、その1つが妖怪ウォッチですーというわけ。
そうそう、わたしは妖怪ウォッチを見たこと無いし、やったことない。
この手のアニメ?ゲームはポケモンどまりである。

ん?ポケモンは・・・妖怪じゃないのか。
あれはモンスターなのか。

モンスターを日本語にすると化け物?
化け物は妖怪じゃないのか???

ここでニコニコ第百課をひいてみよう。
***
モンスター(Monster)とは、ラテン語の「monstrum」という単語が語源になっており、これは「忠告」「警告」を意味する。

主に「神の警告」の意味でも使われ、それが「神が人間に与えた警告」の意味に転じ、「(神が与えた)人間に驚異となる存在」に対してその単語を使うようになった。

現在英単語として「monster」というと「化物」「怪物」「残忍な生き物」「醜い生物」「恐怖を与える存在」などの意味で使われている。
(出典:ニコニコ大百科
***

そっか。
ポケモンは恐怖?ではないから・・・やはりあのこたちも、妖怪の仲間として考えた方がしっくりくる気がする。
今日の展示みて、思ったけど、妖怪ってなんだかお茶目で憎めないやつが多くて。確かに出くわしたら怖いかもだけど、かわいい。
恐怖と信仰の表裏一体。

だいたい101匹(いまはもっとか)いるあたりが、八百万の神の感覚に近いともいえる。
モンスターといえど、ポケモンも西洋由来の化け物じゃなくて、日本の妖怪。

一人で納得。

子どもたちが夏休みに入ればとっても賑やかなになりそうだなーと。
そのほうが妖怪たちも楽しいでしょう:-)

※展示デザインは祖父江慎さんだーよ。

《展覧会情報》
大妖怪展 ― 土偶から妖怪ウォッチまで
会期:2016年7月5日(火)~8月28日(日)
会場:東京都江戸東京博物館 1階特別展示室
〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1
開館時間:午前9時30分~午後5時30分
(7月9日・16日・23日の土曜は午後7時30分まで、7月29日の金曜から、金曜と土曜は午後9時00分まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日
※ただし、7月18日、8月8日・15日は開館、7月19日は休館