亡霊ーBrian Eno

亡霊ーBrian Eno

空気のように存在する音楽。

それは時に亡霊のように。

ゆらゆらと。

ゆらゆらと。

決して存在を主張しない音楽。

確かに存在するのだが、確かに感じるのだが

空間を構成する必要分子としてそこにゆらめくがために

そこに「ある」ことを誰も気に留めない。

 

 

あたりまえの亡霊。

いつのまにか肌にとけ込んできていることを

あなたは気づかない。

ゆらゆらとゆらゆらと。

あなたを気持ちよくする。

 

うっとりと

あたたかく。

あたたかい亡霊。

 

Music for Airports by Brian Eno