さようならバラナシ

さようならバラナシ

2016年4月8日

おはよう。

やはりインドの朝は早い。

いつものようにTOMO君のお店に行く。

今日もTOMO君いないしw

あっちでクリケットしてるとか。
こんな朝っぱらから元気だなw

今日もおいしいチャイをありがとう。
お別れは言えなかったけど、TOMO君の弟やらに、よろしく伝えてくれと告げて
お店を後にした。

それからホテルでパッキンング。
バックパッカーだから楽チン。
洋服も気を使わなくちゃ行けないようなものないから、くるくるくるーっとまるめればok。
あっという間にパッキング終了。

このお部屋にもお世話になりました。

1度も使わなかった毛布。
いつか落ちてくるんじゃないだろうかと不安にさせるファン。
隙間の空いたバルコニーのドア。
いやっちゅーほどインドの子ども向け番組をみせてくれたちっこい液晶テレビ。

チェックアウト。フロントで空港までのタクシーを手配してもらう。

A/Cはどうするか。
なしなら800ルピー、ありなら900ルピー。

ありでお願い!

タクシーがだいぶ時間があるから、街を歩いてくるといいよとホテルのおじさん。
荷物はここで預かっておくよ。

ちょっとした不安w
しかし、性善説にもとづき、預かっててもらうことに。

特に名前書いたりせず。ロビー的空間のソファーに置いておくだけ。

不安w

最後にガンジス川に寄ろう。
teshがここにきた証に何か流したいという。
なるほど。
さっき切り立ての爪を流すことに。
teshの爪がガンジス川に沈んでいく。
tesh、よかったね。

その後、ちょうどお昼時間だったから、ランチを食べることに。

ホテルからベンガリートラの入り口へ。
今日はお釈迦様の誕生日で、ベンガリートラの仏教寺院でお祭りをしていた。
所謂、花祭りというやつかな?

***
灌仏会(かんぶつえ)は、釈迦の誕生を祝う仏教行事である。日本では原則として毎年4月8日に行われる。
釈迦(ゴータマ・シッダッタ)が旧暦4月8日に生誕した伝承に基づいている。降誕会(ごうたんえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、浴仏会(よくぶつえ)、龍華会(りゅうげえ)、花会式(はなえしき)、花祭(はなまつり)の別名もある。
***
インド・西域で行われていた、行道と呼ばれる仏像や仏塔の周りを回りながら恭しく礼拝する供犠や、行像と呼ばれる輿に仏像など信仰対象を載せ、華美な行列を組んで寺の外を練り歩く行事が、中国を経由して日本に入ってきて現在の形になったと考えられる。記録上、国内で最も古い仏生会は奈良県法隆寺の聖霊会(しょうりょうえ)で、行道面と呼ばれる仮面を被った人々に導かれた行列が、仏舎利と聖徳太子像を載せた輿を東院から西院に移し、管弦と舞楽を奉じた後に元に戻す法会だった。
(wikipediaより)
***

仏教系の幼稚園に通っていたわたしは、集会などをひらく広いスペースにかけられている半跏思惟像の写真をに向かって毎日のんのののさまと仏様の歌をうたい、4月8日前後には花祭りをしていた。選ばれし女の子たちがかわいらしい着物に身を包み、花びらをまきながら舞い、園児たちが列をなし、象の背中にすくっと立つ釈迦に甘茶をかけるの。幼稚園はだいっきらいだったけどw、花祭りの華やかな雰囲気は好きだったし、のの様のお誕生日なんだよと言われ、素直にお誕生日おめでとうと思ってた。

そういえば、プージャでも花をたくさん天高くまいていたなあ。

お寺の内外には人がごった返し、細い通路は歩くのがやっと。
人がたくさん集まるところには物乞いも多い。プージャのときもそうである。

通路の端に物乞いが列をなして、施しをと。
ある者は蛇をつかい
ある者は銀食器をふって。

中に、顔に酷くやけどしているのだろうか、顔のほとんどを布で覆っている人も。
布から覗くいたいたしい傷に怖じ気づき、うっかり目を背けてしまった。
同じ人であるのに、自分のいやしい部分が吐露してしまったようで、何とも言えない気持ちになった。
この人だけではない。たびたび目を背けたくなる光景に出くわした。
そこに悪夢を見いだしてしまうのは、まだ私が青青しいからかもしれない。肉体と精神を切り離すことができるのは、やはり死後なのか。

その路地を抜けたら、いつも通りのベンガリートラ。
むしろ普段より人が少ない。
みんなお祭りだから休んでいるのか、どこかにお祈りをしに行っているのだろう。

バラナシに来たときに、はじめて入ったお店に行くことに。原点回帰!

おじさん覚えててくれた。ってゆーか、お店の前を通るたびに挨拶してたからね。

まだランチ時間じゃないけど、特別にいいよーとのこと。
ありがとー!
頼んだのも原点回帰、前回食べたときと同じターリーを。

きたきた、これこれ。
いただきます!!!

うまーーーい。

とその時・・・・。
teshの歯がかけた。

どうやらカレーかごはんに石ころがはいっていたらしい。
ドンマイである。

歯もガンジス川に飲み込んでもらえばよかったか。
しかし、歯医者さんにみてもらうために、欠けた歯はしっかり持ち帰ることにw

凹んでいると、お店のおじさんが今日からコーヒーメーカーを導入したんだ!と誇らしげに報告してきた。
なんかすっごく嬉しそうに話しかけてくるし、ちょうど食後のコーヒーも飲みたかったから注文。
選択肢は、エスプレッソ、カプチーノ、アメリカン。
2人ともアメリカンを。

まだマシンに慣れていないらしく、コーヒーマシンの周りにおじさんはじめわらわらと人が集まってきたw
あーでもないこーでもないとw

ほどなくして、アメリカンが2杯到着。
スッゲーーー嬉しそうな顔して持ってくんの。
このやろーーー。

アメリカンおいしくいただきました。

今日からマシン導入ということは、もしかしてわたしたちがはじめて飲んだの!?
と聞くと、いや君たちは5人目だという。

なーんだよーーーーーー
残念ーーーーー

他愛も無いことでインド人と笑い合い、盛り上がる。
た、たのしいw

はじめはここのおじさんも、おいしーよー日本食もあるよーーってしつこく声かけてきたから嫌だなあって思ってたんだけど、
仲良くなると、やっぱりおもしろい。
マッサージのおじさんといい、ボートのおにいさんといい。ホテルのおにいさんといい。

そうそう、そういえば、昨日だったかな、ベンガリートラを歩いていると、赤ちゃんを抱いた女の子に話しかけられた。
この子にミルクをめぐんでください。お金はいりません。ミルクを。
ごめんと振り切ってもしつこくしつこく着いてくるから、一番小さいミルクを買ってあげたら、満面の笑みでありがとうと。
しかし、彼女のバックには大量のミルクが。
まあ、、、騙されていることは気づいていたけど、ほんとにそうだったのね。同じ日に、同じ赤ちゃんを抱いた別の女の人に
同じくミルクを話かけられた。ここで確信。
その後、最初に出会った女の子に道でばったり再会。赤ちゃんは抱いていない。女の子があの時と同じくこれでもかという笑顔で
小走りで私たちに近づいて手を振ってきた。この間はありがとーー!と、少女らしくとても無邪気に。もうミルクは要求してこない。

不思議である。
一期一会があふれている。

ホテルへの帰り道、さっきの仏教寺院の通りを歩くのを避けたいな・・・と思い、
他の道を探していたら迷子。袋小路で立ち往生していると、2、3人の子供たちに囲まれて
またもや施しをと泣きつかれる。
みんなにコインを渡す。
にたーーーーーっと笑い、きゃっきゃきゃっきゃいいながら子どもたちはさって行った。

ホテルで荷物をピックアップして、タクシーに乗り込む。
A/C付き快適w

車の窓越しにいつもと変わらない景色、生活、喧噪が繰り広げられている。
窓一枚、たかがガラス一枚であっても、もはや私たちはここの生活と隔離されたことを感じざるを得ない。
部外者。
部外者であるから旅は成り立つのだけど。

強かな人と街がどんどん小さくなっていく。
寂しさとともに、安堵感も湧いてきた。

緊張がほぐれていくのを感じる。

ほどなくして、タクシーはバラナシの空港に到着。
9年前とは見違えるほど立派になった空港に。